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コラム
2022.11.18

冬に備えて

冬に近づくにつれて気になるのが【乾燥】ですよね。

夜暖房を付けまま寝たら朝起きたら喉が痛い。なんてことや気づいたら手足から粉がふいてしまっている。などなど乾燥していると感じることが増えてきます。

冬はなぜ乾燥しているのか。

一般的に冬は夏に比べて平均湿度が低く、空気が乾燥しています。

気象庁のデータによれば、2021年の平均湿度は7~9月がおよそ80%であるのに対し、1~2月はおよそ50%。この数値だけでも冬の空気の乾燥がひとめで分かります。

室内の場合は、冬はエアコンやヒーターなどの「暖房」を使います。

一見、暖房によって室内が温まり、空気中の水分量も増えると思われがちですが、室内の空気中の水分量は変わりませんから結果として乾燥状態になってしまうのです。

また、エアコンの場合は温かい空気を送り出すために風を送るので、余計に空気が乾燥しやすくなってしまいます。

【空気が乾燥すると起こること】

・感染症のリスクが高まる

→冬は空気が乾燥するため、菌やウイルスが増殖しやすく空気中に浮遊しやすくなります。

また、鼻やのどを守っている粘膜も、空気の乾燥によりダメージを受け、有害な物質を体外へ出そうとする機能が低下してしまいます。

このようなことから、冬は特に風邪やインフルエンザなどが流行しやすくなります。

家の中でも空気が乾燥していると、ホコリやチリなどと一緒に菌やウイルスが舞い上がりやすくなりますから、家庭内感染のリスクも高まるでしょう。

暖房を使用していると換気もあまりしなくなってしまうので、余計に感染症のリスクが高まってしまうとも言えますね。新型コロナウイルスとインフルエンザの同時感染(フルロナ)による重症化の心配もあります。😓

・肌の乾燥やドライアイを引き起こす

気の乾燥により、冬は特に肌トラブルが起こりやすいですよね。乾燥だけでなく気温の低下によって免疫力が低下すると、肌バリア機能が低くなり外的刺激を受けやすくなってしまいます。肌荒れやかゆみ、赤み、湿疹など、普段よりも気になってしまうことも。

また、お肌だけでなく目の乾燥も要注意です。現代人は特にパソコンやスマホを見る機会も多く、ドライアイになりやすいとされています。角膜や結膜の乾燥が進むことでいつも以上にドライアイを引き起こすことがあるので、冬場は特に気を付けたいですね。

・静電気によるトラブル

乾燥した家の中は静電気が発生しやすい環境に。金属を触ったとき、セーターなどを脱ぎ着したときに「バチッ」となる静電気は非常に不快ですよね。

静電気が起こると、肌が乾燥しやすくなり肌トラブルを起こすことも増えていきます。また、家の中の壁や床にホコリを吸着させ、ホコリ汚れを引き起こすこともあります。

・火災のリスクが高まる

冬は空気の乾燥による火災にも気を付けたいですよね。暖房器具を使用する機会も多く、毎年火災による事故は絶えません。空気が乾燥していると火が燃え広がりやすいため注意が必要です。

*乾燥対策*

・加湿器を使用する。

室内の快適な湿度は40%~60%程度。これ以上高くなるとカビやダニ、結露などが起こりやすくなってしまうため、温湿度計などを使って調節するのがオススメです💡

・洗濯物を室内干しにする

加湿器を使用するだけでなく、洗濯物を室内干しするというのも乾燥しがちな室内を潤す方法の1つ!なるべく風通しの良い場所に干し、短時間で乾かすようにしましょう。

そのほうが生乾き臭やカビの発生を抑えることができます🌞

・窓を水拭きする

窓ガラスを掃除する際に水拭きをすると加湿効果になります。ほかにも冷蔵庫やテーブルなど水拭きをしてピカピカに✨

掃除をしながら加湿ができるなんてまさに「一石二鳥」ですね!

冬の乾燥対策をして、お肌も身体も健康に乗り越えましょう!