今回はちょっと面白い豆知識をご紹介します。
言葉の由来では建築由来のものもいくつかあります。そこで今日は建築由来の言葉をご紹介します。
●釘を刺す
後で問題が起きないように前もって念を押したり、注意したりすること。
日本の木造建築は伝統的に釘を使わずに、木材の切り込みや組み合わせによる高度な工法を用いてきたが、江戸時代中期から念のために釘を刺すようになり、この言葉が生まれたといいます。
●縁を切る
あることとの関係を解消すること
もともと建築における縁を切るとは、二つのもの(建物、材料が互いに影響を与え合わないように細工をする事。本来建築で使われていた縁を切るからそのまま使われた言葉
●縄張り
いわゆるテリトリー
もともとは縄を張って境界線を定めたり、区域を示したりしていた同じ言葉が語源です。今でも木材住宅を建てる前の更地の土地に、地縄張りを行っています。
●几帳面
真面目、正確、規則正しい
几帳とは、間仕切り用の布製屏風の事。その几帳を支える柱には細かい面取りや刻みが入っており、この面を几帳面といい、正確な技術が必要とされたためそのような意味合いで使われるようになりました。
このように何気なく使っている言葉でも由来を知るとびっくりしますよね!
言葉の由来にはいろいろな物事が関わっていることがわかります。
建築は古くから行われていて、由来を知ると奥深さがわかりますね。